FH-6800オーバーホール、フリーボディも分解したよ

機材
アルテグラのリアハブがFH-6800。シマノはフリーボディ分解を非推奨です

不具合があった訳でもないが、今年になってから乗るようになって、このくらい乗った時の回転部の汚れ程度が知りたいのと、例年冬に整備しており予防整備が目的です。結論から言えば、私の様に貧脚で雨天時は乗らないのであれば、3万kmくらいまではOHは不要だろうと思いました。自分で出来るからDIYしているけど、勘所を掴んでないナマクラな整備ってどうなんかな…って気もする

準備

参考にしたyoutube

工具

  • F Fityle ポータブル 自転車フリーハブリムーバー
  • トネ(TONE) ヘキサゴンソケット HP4H-14 差込角12.7mm(1/2″) 二面幅14mm
  • フリーハブグリース
  • 他に、5mmの六角レンチ(2本)、マイナスドライバー、スプロケ外し等

シマノ マニュアル

403 Forbidden

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整備手順

1)ホイールを外す

2)QRを外す

3)スプロケを外す

4)ハブシャフトを外す

グリスは黒くはなっているが、砂等の混入はなかった。これなら、わざわざ分解する必要はなかったかな。(練習では雨天時は乗らないし、ロングライドでも出来るだけ雨天時は避けてました。そのコンディションでこのホイールの累積走行距離15000kmくらい。)

ベアリング玉押し、特に異常はなかった。砂、ゴミの混入もなし。

と思っていたら、分解していくとシャフトに糸状のゴミが絡んでました。

シャフトのフリー側のシールリング内に糸状のゴミが絡んでました

5)フリーボディのシールリングを外す

 動画の通りには出来なかったので、マイナスドライバーでこじったら、簡単に取れました。

抜き工具は持ってなく、ドライバーでこじって、フリーボディのシールリングを外した

6)フリーボディの蓋を緩める

 ネジの向きが分からなかったが、シマノなら逆ネジと思ってやったら、意外と簡単に緩んだ。

工具の爪が少し長かったらしく、少々ガタがあるが、緩めるには支障なかった。

7)フリーボディをハブから外す

 ハブから外さなくてもOH出来るが、屋内の場所がないので一応外す。

14mmの六角レンチでフリーボディをとめているシャフトを外す

8)フリーボディの蓋を外す。外側のベアリングの球数は35個でした。

フリーボディの蓋を外したところ、少々の汚れはあったが、分解するほどではなかった

9)外筒を抜く。ベアリングが落ちて、外側と内側のベアリング球が混ざってしまい、合計は71個だった。(見落としや紛失が無ければだが)内側が36個か。

外筒を抜くとベアリング球が落ちると分かってはいたけど。ああ~

あとは、組み立てだ。

10)汚れたグリースを拭き取り、フリーハブグリースを再充填。

フリーの爪の摩耗もないと思う。下りでもペダルはまわしてるからねえ。

11)フリーボディの組付け。

このフリーボディ蓋は、Rハブ右のベアリングの玉押しを兼ねている。そのため、この蓋もしっかりと締め付けることが大事。

フリーのシールリングを取り付ける。このシールも奥までしっかり嵌めるのが大事。(どこまで押し込むのか分からなかったので、別の新品のFH-6800と比較しながらやりました。ワッシャー3枚、6.0mm押し込むが、結局は木の板を当ててハンマーで叩きました…。)

12)フリーボディをハブに取り付ける。

13)フリーボディの蓋を締める。外す時は緩かったので、初めは緩目に締めたら、玉押し調整が上手く行かなかった。原因の特定に時間が掛かり、結局再分解して、再組立てするハメになりました。

14)ハブのベアリング部の汚れを拭き取り、ジェネラルグリースを重点。フリー側はバラ球13個を詰める。

ハブのベアリングにはジェネラルグリースを再充填

反フリー側はリテーナ、シール、ロックボルトを取り付け。こちらのシールリングは、フリー外し工具を使って少し締めたらOKでした。

シールリングを均等に押し込むのが大変で、指ではできなかった。ワッシャーを入れたフリー外し工具を締めて押し込んだ

15)玉押し調整。従来は玉が当たってから一段緩めて固定していたが、改めて新品を触ったら、ほんの少し球が擦れる感じがする程ガタ無しになっていたので、それに倣ってガタ無しとしました。

フリーボディを分解してその蓋の締め付けやシールリングの押し込み量等の勘所が分からず、手間取っちゃたよ。フリーボディとハブの新品を用意しておいて、OH品と比較しながらで何とか組み立てられましたけどね。

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