不具合があった訳でもないが、今年になってから乗るようになって、このくらい乗った時の回転部の汚れ程度が知りたいのと、例年冬に整備しており予防整備が目的です。結論から言えば、私の様に貧脚で雨天時は乗らないのであれば、3万kmくらいまではOHは不要だろうと思いました。自分で出来るからDIYしているけど、勘所を掴んでないナマクラな整備ってどうなんかな…って気もする
準備
参考にしたyoutube
工具
- F Fityle ポータブル 自転車フリーハブリムーバー
- トネ(TONE) ヘキサゴンソケット HP4H-14 差込角12.7mm(1/2″) 二面幅14mm
- フリーハブグリース
- 他に、5mmの六角レンチ(2本)、マイナスドライバー、スプロケ外し等
シマノ マニュアル
FH-6800 を入力して検索。
整備手順
1)ホイールを外す
2)QRを外す
3)スプロケを外す
4)ハブシャフトを外す
グリスは黒くはなっているが、砂等の混入はなかった。これなら、わざわざ分解する必要はなかったかな。(練習では雨天時は乗らないし、ロングライドでも出来るだけ雨天時は避けてました。そのコンディションでこのホイールの累積走行距離15000kmくらい。)
と思っていたら、分解していくとシャフトに糸状のゴミが絡んでました。
5)フリーボディのシールリングを外す
動画の通りには出来なかったので、マイナスドライバーでこじったら、簡単に取れました。
6)フリーボディの蓋を緩める
ネジの向きが分からなかったが、シマノなら逆ネジと思ってやったら、意外と簡単に緩んだ。
7)フリーボディをハブから外す
ハブから外さなくてもOH出来るが、屋内の場所がないので一応外す。
8)フリーボディの蓋を外す。外側のベアリングの球数は35個でした。
9)外筒を抜く。ベアリングが落ちて、外側と内側のベアリング球が混ざってしまい、合計は71個だった。(見落としや紛失が無ければだが)内側が36個か。
あとは、組み立てだ。
10)汚れたグリースを拭き取り、フリーハブグリースを再充填。
11)フリーボディの組付け。
このフリーボディ蓋は、Rハブ右のベアリングの玉押しを兼ねている。そのため、この蓋もしっかりと締め付けることが大事。
フリーのシールリングを取り付ける。このシールも奥までしっかり嵌めるのが大事。(どこまで押し込むのか分からなかったので、別の新品のFH-6800と比較しながらやりました。ワッシャー3枚、6.0mm押し込むが、結局は木の板を当ててハンマーで叩きました…。)
12)フリーボディをハブに取り付ける。
13)フリーボディの蓋を締める。外す時は緩かったので、初めは緩目に締めたら、玉押し調整が上手く行かなかった。原因の特定に時間が掛かり、結局再分解して、再組立てするハメになりました。
14)ハブのベアリング部の汚れを拭き取り、ジェネラルグリースを重点。フリー側はバラ球13個を詰める。
反フリー側はリテーナ、シール、ロックボルトを取り付け。こちらのシールリングは、フリー外し工具を使って少し締めたらOKでした。
15)玉押し調整。従来は玉が当たってから一段緩めて固定していたが、改めて新品を触ったら、ほんの少し球が擦れる感じがする程ガタ無しになっていたので、それに倣ってガタ無しとしました。
フリーボディを分解してその蓋の締め付けやシールリングの押し込み量等の勘所が分からず、手間取っちゃたよ。フリーボディとハブの新品を用意しておいて、OH品と比較しながらで何とか組み立てられましたけどね。
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